ポルシェドイツは、正規ディーラー88店と提携し、自動車のオンライン販売サイトを開設した。
ポルシェの顧客は、時間と場所に関わらず、オンラインで車両を購入できるようになった。 ポルシェセンターでは、契約の最終的な締結のみが行われる。
「昨今、カスタマーは当然にオンラインとオフラインで買い物をしています。弊社のオンラインショップ開設の目的は、その需要を満足されること、車両の購入をより簡単にすることです。これからポルシェはオンラインサービスをさらに拡大し、車両に加え、メンテナンスや事故・故障対応サービスを提供します。」 ポルシェAGの社長である、デトレフ・フォンプラテンは述べている。
「オンラインショップの導入により、デジタル時代におけるポルシェの競争力を向上させます。 すでに十分に成熟し、完成しているように思えるポルシェ販売環境の中で、顧客にオンラインでの購入という選択肢を提供したことは、我々にとっても大きな成果です。」ポルシェドイツの社長である、アレクサンダー・ポリッヒは語る。
顧客はwww.porsche.deのホームページから自動車の情報にアクセスできる。 そこで好きな車両を予約して、購入するかリースするかを選択できる。
顧客はオンラインでほぼすべての手続きを終え、あとはディーラーで最終的な契約締結を行うだけだ。 ドイツのポルシェセンターにある4,000台の新車と中古車は、オンラインショップの公開直後から即時注文が可能。 車両のラインナップは今後数か月でさらに充実する予定だ。また 2020年にはヨーロッパ全体での展開も予定している。アメリカにおいても近日中にオンラインショップを開設する予定で、191店のポルシェディーラーのうち25店とすでに提携し、オンラインショップの在庫に次々と各店の保有する新車および中古車が加わっている段階だ。
ポルシェは今後もフォーミュラ1のサポートを行うことを表明し、契約を3年間延長した。
1993年に初めてポルシェモービル1スーパーカップが開催されて以降、ポルシェカップとフォーミュラ1は強固なパートナーシップを築いてきた。ポルシェモービル1スーパーカップは、フォーミュラ1が開催するベルギーのスパ・フランコルシャン、イタリアのアウトドローモ・ナツィオナーレ・ディ・モンツァ、モンテカルロのシルキュイ・ド・モナコなどの有名なグランプリの前哨戦として、直前の日程で開催される。またポルシェカップのレースでは、すべてのドライバーがポルシェ911 GT3カップで競う。
ポルシェカップは、若く才能あるレーシングドライバーに、本番さながらの理想的なトレーニングの機会を提供する。「将来的には、FIAフォーミュラ1がヨーロッパで行なう8つのグランプリすべてで前哨戦の場を提供する、『ポルシェナショナルワンメイクカップシリーズ』を行う予定だ。フォーミュラ1のレースをさらにサポートするだけでなく、前途ある若きレーサー、そして多くのレーシングファンに囲まれた魅力的な環境でポルシェを紹介する絶好のチャンスだ。」ポルシェモータースポーツセールスディレクターであるマイケル・ドライザーは述べた。
数十年にわたり、ポルシェは、SAPのソフトウェア を使用している。
知識と経験を活用するため、ポルシェとSAPは共同で、デジタル変革のために新しいソリューションを開発する共同イノベーションを推進するという目標を設定した。「そのパートナーシップは、まさにドイツでイノベーションを促進するために必要なものだと確信しています」IT担当副会長であるルッツ・メシュケが述べている。
両社は一緒に多くの革新的なプロジェクトを展開している。メシュケ氏は例として注文管理システムPIAに言及している。また、パートナーシップは、データ管理のビジネスモデル、人工知能、エンドツーエンドのプロセス管理アーキテクチャに焦点を当てている。そのパートナーシップは、新しいアイデアを開発することだけではなく、 既存のプロジェクトも含まれる。
「我々にとってポルシェでS / 4HANAの展開は優先事項であり、SAPクラウドプラットフォームを介して緊密に統合される多くの共同開発で協力をしたいと思っています。」SAPのCEOであるクリスチャン・クラインが述べた。
SAPとポルシェは、このパートナーシップを活用するために「建築委員会」を新たにスタートさせた。 目標は、事業とビジネス現状のプログラムの技術アーキテクチャレベルを密接に関連させることにより、ネットワークを改善することである。 戦略レベルでのこの協力は、長期的に両社の利益が最適化になるように設計されている。
ポルシェの子会社であるポルシェデザインは ポルシェ911GT3RSのモデルを模した、同デザインの腕時計を作成した。 2019年6月1日からポルシェ911GT3RSのオーナーは、GT3RSの腕時計を注文できる。
ポルシェ911GT3RSモデルの美しいデザインが、腕時計にも組み込まれている。 ダイヤルは、一部の車体仕様で使用されているのと同じカーボンでできている。 時間表示は、911GT3RSのメーターパネルと回転カウンターに類似している。
ポルシェデザイン腕時計911GT3RSのムーブメントは、裏側が911GT3RS合金ホイールの正確なレプリカとなっており、センターキャップには特徴的な「RS」の刻印がされている。 また、オーナーの所有する911GT3RSのシャシー番号を縁に刻むこともできる。
仕様に関しては、ポルシェデザイン腕時計911GT3RSも車両コンセプトに完全に準拠している。 車内の色のストラップは、車内で使用されているものと同じ素材で作られている。 腕時計には、リザードグリーンと黒のアルカンタラ®を使用した2つの簡単に交換可能なレザーストラップが付属している。
クロノグラフは、ポルシェデザインキャリバーWERK 01.200を搭載。ContrôleOfficiel Suisse desChronométries(COSC)によって徹底的に精度をテストされ、その精密さは折り紙つきである。またモータースポーツのようにコンマ数秒の細かい測定を可能にするフライバック機能を備えており、精密でありながらもパワフルなパフォーマンスを発揮する。
弊社(株式会社トランスコンチネンタルオートモービル)も、911GT3RSの腕時計を取り扱っております。ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
※911GT3RSの腕時計のご注文は、ポルシェ911GT3RSのオーナー様のみ可能です。
2019年10月8日の記事でニュルブルクリンクサーキットで走行しているハイパフォーマンスパナメーラのプロトタイプについて新しいニュースが入った。関係者の情報によるとプロトタイプには4.0リットル、8気筒数、820HP(出力)のツインターボエンジンが搭載されている。ポルシェはそのプロジェクトを「ライオン」と呼んでいる。パナメーラモデルの10周年記念日に向けて、ポルシェはパナメーラの機能を最大限まで高める試作を行っている。サーキットで使用するためにインレットマニホールドとエクゾーストシステムは最大限まで出力を高め、エアサスペンションシステム、リアアクスルステアリングはべイスモデルより安定化させた。また新しいアンダーボディとリアスポイラーはより強いダウンフォースを備えている。
重量を250キロ節約するために、ボーズサラウンドシステム、断熱材、インテリアトリム、コンフォルトシートなどは搭載していないが、一方で120キロのカーボンロールケージを搭載している。
関係者の話によると、現在のパナメーラターボのラップタイムは7分38秒。
「ライオン」プロジェクトの調査結果は、次世代のパナメーラのモデルに反映される見込みだ。ポルシェ928モデルの後継車としてパナメーラのプラットフォームで2ドアのクーペとカブリオレを開発している。4.4リットル、625HP(出力)を搭載しているBMW M8 クーペの独壇場に切り込むために、「ライオン」プロジェクトを通じてポルシェは最大限の準備を整えなければならない状態である。
※撮影:ティム・アピエッツ
ポルシェは、「スポーツカートゥギャザーデイ」フェスティバルで、世界で7カ所目となるポルシェエクスペリエンスセンター(PEC)の、ホッケンハイムリンクでのオープンを祝った。
ホッケンハイムリンクの中心地にある敷地は約170,000平方メートルと広く、カスタマーエクスペリエンスセンター、ハンドリングコース、ドライビングダイナミクスエリアとオフロードトラックが設置されている。週末には約70,000人が訪問し、 9,000人が自身の所有するポルシェで到着した。
「ポルシェは感動、情熱、そして本物の体験を約束する」ポルシェAGの社長である、デトレフ・フォンプラテンは述べている。「ホッケンハイムリンクのポルシェエクスペリエンスセンターは、ヨーロッパのカスタマーのコミュニティ中心地として意図されている。 ここでポルシェを体験し、コミュニティに出会うことができる。」
エクスペリエンスセンターは、ポルシェのツッフェンハウゼンにある本社から約100キロ。「ホッケンハイムリンクの立地は魅力的だ。ポルシェカスタマーはここで、オンロードとオフロードのコースで自分の車をテストすることができる。また、レストランからレーストラックの素晴らしい眺めを楽しむこともできる。」ポルシェドイツGmbHの社長である、アレクサンダー・ポリッヒは述べている。
ホッケンハイムリンクエクスペリエンスセンターで、カスタマーは最新ポルシェモデルをテストし、またインストラクターのサポートを受けて新しいドライバースキルを習得できる。2.8 kmのハンドリングコースが設置され、難しいコーナーと長い直線道路を様々な運転モードで試すことができる。それだけでなく、カスタマーはオフロードコースでカイエンとマカンのオフロード機能をテストすることもできる。
エクスペリエンスセンターの建物の面積は4,500平方メートルと広々としており、ポルシェセレクションショップ、カフェ、レストラン、ワークショップや会議室といった、充実した施設が揃っている。
先月4日に最新の電気自動車であるタイカンターボとタイカンターボSを発表したが、これに続いて本日10月14日、ポルシェはニューモデル、タイカン4Sを発表した。
ニューモデルにはバッテリーサイズが2つあり、出力390 kW(530HP)のパフォーマンスバッテリーと出力420 kW(571HP)のパフォーマンスバッテリープラスから選択できる。標準装備として79.2 kWhのシングルデッキパフォーマンスバッテリーが採用されている。 タイカンターボとタイカンターボSに採用されている、93.4 kWhの2デッキパフォーマンスバッテリープラスは、タイカン4Sにも搭載される可能性がある。
タイカン4Sは、0-100km/h加速4秒、最高加速 250㎞/h。WLTPスタンダードでパフォーマンスバッテリーの航続距離 407km、パフォーマンスバッテリープラスの航続距離 463km。最大充電容量(ピーク)は225 kW(パフォーマンスバッテリー)または270 kW(パフォーマンスバッテリープラス)。
タイカンターボおよびタイカンターボSと比較したタイカン4Sの際立った特徴には、空気抵抗の少ない19インチTaycan S Aeroホイールと赤いブレーキキャリパー、新しくデザインされたフロントエプロン、サイドシル、ブラックのリアディフューザーがある。ニューLEDヘッドライト(PDLS Plusを含む)も標準装備されている。
コックピットも、全く新しい洗練された構造となっている。自立型のカーブした計器類はダッシュボードの一番上に位置し、ドライバーにとって見やすく使いやすいものとなっている。中央の10.9インチディスプレイでは、情報とエンターテインメントを映し出すのみならず、オプションで助手席ディスプレイを組み合わせることで、一体となったディスプレイバンドを形成する。また標準装備として、タイカン4Sにはリサイクル素材からできている、8WAY 電動アダプティブスポーツシートを搭載している。
タイカン4Sのシャーシには中央ネットワークの制御システムである、ポルシェ4Dシャーシコントロールが搭載され、すべてのシャーシシステムをリアルタイムで分析し、同期している。 標準機能として、電子ダンパー制御PASM(Porsche Active Suspension Management)を含む3チャンバーテクノロジーを備えたアダプティブエアサスペンションを備えている。
タイカン4Sのフロントアクセルには、内部にベント付きのブレーキディスクを備えた6ピストン固定キャリパーブレーキがある。 ブレーキディスクの直径は、前車軸で360ミリメートル、後車軸で358ミリメートル。 リアアクセルには4ピストンブレーキが使用されている。 ブレーキシステムのブレーキキャリパーは赤い塗装。
タイカン4Sは2020年1月にヨーロッパで販売開始を予定している。
※弊社(株式会社トランスコンチネンタルオートモービル)も、タイカン4Sを取り扱っております。
ご興味がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
「ポルシェスポーツカップドイツ」の15周年記念日に、ポルシェは718ケイマンGT4スポーツカップエディションを発表した。
2019年10月12日にホッケンハイムリンクで行われたポルシェファン向けの特別イベント「Sportscar Together Day」の一環として、ポルシェは、新しいポルシェエクスペリエンスセンターホッケンハイムリンクのオープンと、ポルシェスポーツカップのシーズンフィナーレの両方を祝った。718ケイマンGT4スポーツカップエディション88台は、ドイツポルシェセンターで2019年10月14日から販売開始となっている。
同モデルのエクステリアは、モノトーンをベースに、複数の赤いハイライトによるコントラストが、モータースポーツデザインを強調する。またポルシェの赤いロゴはスポイラーに採用されている。側面には赤いストライプとともに、ポルシェスポーツカップの15周年を指す「15」が記されている。20インチホイール、サテンブラックで塗装され、リムフランジはガーズレッドで仕上げられている。ブレーキ キャリパー とリアのポルシェのロゴはブラック塗装で仕上げられ、718ケイマンGT4エディションモデルデザインのインドアカーカバーを搭載している。
インテリアは、黒い革およびアルカンタラを基本に、ダッシュボードとドアパネルの装飾ステッチに加えて、シートベルトとドアオープナーループはガーズレッドで、美しいアクセントとなっている。その他の機能には、赤いアルカンタラステアリングホイールと、赤いシフトパターンが付いた黒いギアレバー、 ドア、ダッシュボード、センターコンソールは、ブラッシュアルミニウムで仕上げられている。
助手席側のカーボン製のドアエントリガードには、「718 Cayman GT4 Sports Cup Edition」と刻印される。 センターコンソールのアームレストは、アルカンタラで作られており、エンボス加工された「Porsche 15 Jahre Sports Cup Deutschland」のロゴが特徴。 パッケージは、ブラックのレザーボーダーとガードレッドのステッチ、およびアルカンタラのステアリングコラムトリムを備えたフロアマットで完成する。
ポルシェとボーイングは、都市におけるエアモビリティ(空中移動)市場への交通機関の拡大を調査するための覚書に署名した。このパートナーシップにより、両社は独自の市場の強みと洞察を活用して、都市型のエアモビリティの未来を研究する。
「ポルシェは、スポーツカーブランドとしてだけでなく、エアモビリティにおいてもリーディングブランドとなり、移動の第3形態を確立したい。」ポルシェAGの社長である、デトレフ・フォンプラテンは述べている。「私たちは、2つのグローバル企業の強みを組み合わせて、潜在的な市場シェアを獲得する見込みだ。」
パートナーシップの一環として、エア・モビリティの市場潜在性および利用範囲の分析など、都市における空中移動のさまざまな可能性を模索する国際チームを結成する。
ボーイング、ポルシェ、およびボーイングの子会社であるオーロラフライトサイエンスは、完全に電気で稼働する垂直離着陸機を開発している。 両社のエンジニアと、ポルシェの子会社であるポルシェエンジニアリングサービスGmbHおよびスタジオF.A.Porscheが、プロトタイプを実装してテストする。
「このコラボレーションは、安全で効率的な新しいエコシステムを開発し、都市型のエアモビリティ普及を実現させる試みだ。」Boeing NeXt副社長兼ゼネラルマネージャーのスティーブ・ノードランドは次のように述べている。「ポルシェとボーイングは共に、精密なエンジニアリング、スタイルで世界中の都市の空中移動に革命を起こす。」
ポルシェコンサルティングによる2018年の調査では、都市のエアモビリティ市場が2025年以降に速度を上げると予測されている。この研究は、都市の空中移動は、従来の地上輸送よりも迅速かつ効率的、低コストで より大きな柔軟性を持つと示す。
2019年第3四半期に、ポルシェAGは202,318台を販売した。
前年同期と比較して、販売台数は3%上昇した。特に需要が高いのはカイエンとマカンであり、なかでもカイエンの販売は最も強力な要因となり、62,022台を売り上げた(25%上昇)。今年ポルシェはカイエンクーペ、とカイエンターボハイブリッドを発売。マカンは73,967台を販売し、前年比9%の上昇。
米中貿易戦争にかかわらず、ポルシェは両マーケットでの地位を維持することができた。第3四半期までの9か月で64,237台が中国に販売され、前年同期と比較して14%増加した。米国では、6%増加して45,062台となった。アジア太平洋、アフリカ、中東地域でも人気はますます高まり、86,235台が納入され、前年同期と比較して11%増加した。 一方ヨーロッパでは、新しいエコスタンダードであるWLTPおよびガソリン微粒子フィルターが必須となったことにより、販売可能な車両の範囲が狭まったため出荷が減少した。
「中国とアメリカでの成長により、年間目標を達成することができました」ポルシェAGの社長である、デトレフフォンプラテンは述べている。 「しかし、中期的には、全体的な成長がわずかに弱まる兆候が見られます。 私たちはこれを注意深く監視しますが、新しいポルシェタイカンは多数の受注もあり現時点では楽観的です。」
ポルシェは、9月初旬に、初となる電気自動車タイカンを発表。 車両は2019年末から米国に配送され、2020年の初旬にヨーロッパのディーラーで販売開始となる。